よしなが先生とまつざか先生、アクション幼稚園(アニメはふたば幼稚園)の2人の先生はそれぞれ異なる魅力を持つキャラクターです。優しく子供想いのよしなが先生と、見た目は美人でスタイルも抜群ながら、見栄っ張りでブランド好きなまつざか先生。彼女たちの違いがぶつかり合う瞬間は、園児たちにとっても目が離せない名シーンとなっています。
目次
よしなが先生とまつざか先生の関係
普段は温厚なよしなが先生ですが、まつざか先生とぶつかる場面ではその穏やかさが一変し、互いにムキになってしまうことも。実はお互いをライバル視し、同じ幼稚園の担任として火花を散らすことも少なくありません。そんな2人のケンカと和解、そして園児たちとのエピソードから、彼女たちの意外な一面が垣間見えるのです。今回は、アクション幼稚園の2人の先生、よしなが先生とまつざか先生の魅力に迫ります。
よしなが先生とは
よしなが先生の名前は吉永緑(本名:石坂みどり)といいます。アクション幼稚園(アニメはふたば幼稚園)のひまわり組の担任教諭です。
24歳で血液型はO型、茶髪のロングヘアに水色のリボンが特徴的な、先生で基本的に優しく子供思いの先生です。
しんのすけや他の園児たちの予測不能な行動に振り回されることも多く、時にはその明るい性格が一変して激しい一面を見せることも。
しんのすけや風間くんなどが喧嘩を始めた際に、普段は温厚なよしなが先生も、耐えられなくなると乱暴な口調になったことがありました。このような姿に、園児たちも驚きつつ、日常生活は流れていきます。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみるまつざか先生とは
まつざか梅(本名)は、アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)のばら組の担任です。スタイルが良く、園内でも「美人」として注目を集めますが、恋愛面ではなぜか上手くいかず、モテないことが悩みの一つです。
彼女は「美人だけど性格が悪い」と周囲にイジられることが多く、また見栄っ張りでブランド好きな性格も、どこか近寄りがたい印象を与えています。実は、彼女のブランド好きは、内心に潜む自信のなさを補うための手段かもしれません。高価なブランド品で自分を装い、「六本木住民」として振る舞うことで、自己肯定感を得ている可能性が考えられます。
また、名前が古風な「梅」であることにコンプレックスがあるため、しんのすけに「梅さん」と呼ばれて「梅って呼ぶな!」と反応してしまうのも、自分をもっと価値のある存在として見てもらいたい気持ちが強いためでしょう。
実家は農家で、農作業が得意な一方、3姉妹の末っ子であり、中学校教師の「松」、小学校教師の「竹」という姉たちに囲まれて育ちました。このため、彼女は自由奔放であると同時に、「自分も価値がある存在だ」と自己を強く主張する傾向があるようです。恋愛においても、自分を良く見せようと過剰に努力するあまり、相手に気を遣う余裕を持ちにくく、男性からは少し「扱いにくい」と思われてしまうこともあるのかもしれません。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみる声優
よしなが先生は、初代を高田由美さん、二代目を七緒はるひさんが担当し、各声優さんの表現力で、明るく優しいながらも怒ると怖いよしなが先生のキャラクターが見事に描かれています。一方、まつざか先生の声はならはしみきさんが担当しており、少し見栄っ張りな性格やナルシスト的な一面が、声のトーンや抑揚でリアルに表現されています。
まつざか先生のクラスの特徴
まつざか梅先生は、アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)のばら組の担任です。
ばら組は、ひまわり組と比べると個性豊かな園児たちが居ます。それを見事にまとめ上げる手腕は、先生としての実力を示しています。
まつざか先生のクラスには、ヒョウ柄のランニングシャツを着こなす通称「チーター」こと河村やすお君や、天才ゴールキーパーの若林君など個性派が揃っています。まつざか先生は、このようなキャラの濃い園児たちの間で、時に厳しく時に冷静に指導し、彼らの個性を尊重しながらもクラス全体をまとめています。
また、よしなが先生と比較される場面も多く、彼女の「美人だけど性格が悪い」という側面が強調されることも。園内の保護者や園児からも「よしなが先生は美人じゃないけど可愛いのに、まつざか先生はどうしてあんなにきついんだろう?」と言われることがあるようで、これに対してまつざか先生は「美人は美人らしくしてるのよ」と一蹴するシーンもありました。
彼女の中では、「ばら組の園児たちがひまわり組よりも優秀である」というプライドが感じられ、しんのすけがひまわり組で活躍しているのを気にしているようです。そんな負けず嫌いな一面が、まつざか先生の魅力であり、ばら組の園児たちも彼女に一目置いているのでしょう。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみるよしなが先生のクラスの特徴
まつざか先生の担当するばら組には個性豊かな園児が多く、彼らの自我や意見が衝突する場面も多々ありますが、幼稚園で一番の「問題児」とされるのは、やはりひまわり組のしんのすけです。しかし、しんのすけは喧嘩をほとんどしない性格です。ですが、よしなが先生が困るのは彼の突拍子もない発言や行動です。
しんのすけは、自由奔放な性格から、突然クラス全員の前でおもしろいポーズをとったり、周りが予測できないような冗談を飛ばしたりします。こうした行動によしなが先生は戸惑い、他の園児の注意をそらすことも多いため、よしなが先生は常に気を張って対応せざるを得ません。
さらに、ひまわり組にはしんのすけ以外にも風間くん、マサオくん、ボーちゃん、ネネちゃんといった「かすかべ防衛隊」のメンバーが揃っています。
しんのすけが中心的な存在である一方、ネネちゃんも我が強く、特に「リアルおままごと」を他のメンバーに強要する場面が多々あります。このおままごとは、彼女の思い描く細かなシナリオに沿わないと厳しいダメ出しが入り、風間くんやマサオくん、ボーちゃんも一目置いている存在です。よしなが先生は、こうした個性豊かな園児たちを見守りながら、ひまわり組の秩序を保つため日々奮闘しています。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみるよしなが先生とまつざか先生の対決?
よしなが先生とまつざか先生、そしてひまわり組とばら組の園児たちによる運動会などの対決は、園児同士の競争にとどまらず、先生たちの見えない火花が散る場面でもあります。
それぞれのクラスを代表する指導者として、どちらが優れたクラスを育てているかを誇りにかけて見守る2人の先生。普段は園児たちを温かく見守るよしなが先生と、自信満々で高みを目指すまつざか先生のライバル意識は、運動会の舞台で静かに熱を帯びています。
実際の競い合いは園児たちが行いますが、その背後には「どちらのクラスが真に優れているか」という問いを抱えた2人の先生の存在があり、彼女たちの眼差しは一瞬たりとも競技を離しません。
リレーのような運動会の最終種目で、園児たちが見せる全力の姿に驚き、励まされながらも、よしなが先生とまつざか先生はふと自分たちの幼稚な張り合いを振り返り、園児たちの純粋な思いに気づかされるのです。この瞬間こそ、運動会の白熱した勝負が単なる競争を超え、学びと感動を与える場面へと昇華されるのです。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみる運動会のリレーで生まれた感動と学び
ひまわり組とばら組のエピソードを紹介します。ふたば幼稚園の運動会では、最終種目となるリレーがありました。ひまわり組とばら組の園児たちはゴールを目指して力を尽くします。アンカーには、ひまわり組Bチームからマサオくん、そしてばら組からは俊足自慢の「チーター」河村くんが選ばれ、会場の注目が高まります。しかし、マサオくんが走る頃にはひまわり組は最下位に追い込まれ、彼の顔には緊張と不安の色が濃く浮かんでいました。
マサオくんが競技中に思わぬアクシデントに見舞われた際、しんのすけが励ましに駆け寄る場面は、ひまわり組ならではの温かさを感じさせます。マサオくんが仲間の励ましを受け、自らのペースで再び挑戦する姿は、見る人に感動を与えます。
競技中のマサオくんの奮闘は、周囲の応援を受けていく場面に感動が広がります。普段は賑やかなひまわり組も、この時ばかりは一丸となり、その姿は観客にも心に残る印象を与えました。
リレー対決で対抗意識を燃やしていたよしなが先生とまつざか先生も、子供たちの姿を見て、自分たちの考えに気づかされます。園児たちの協力や友情の尊さを感じた2人は、結果以上にその場の温かさに心を動かされたのでしょう。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみるばら組の「チーター」河村とひまわり組の熱い対決
ばら組の「チーター」こと河村くんは、ひまわり組にたびたび対決を挑んでいました。普段から彼は、勝負をしようと豪快に宣言し、わけのわからない先生を紹介します。
しかし、いざ勝負が始まると、ひまわり組、特にしんのすけがまったく予測不能な動きで彼を翻弄することが多いのです。
ひまわり組が勝利する時は、しんのすけのわけのわからないプレーが大きく影響しています。しかし、しんのすけ自身は特に「勝ちたい」と思っているわけではなく、ただ自分の好きなように動いているだけに見えます。時にはお姉さんを見つけて走り寄ってその際にヘディングをしてゴールを決めて勝つなど。
その結果、河村くんが一生懸命勝ちにこだわって挑んでいるにもかかわらず、しんのすけの勝負への無関心さが予想外の勝利を呼び込み、気がつくと河村くんが負けてしまうという展開が多々あるのです。この勝ちたいと思っていないしんのすけが、勝つ気満々の河村くんに勝ってしまうというアンバランスさが、ひまわり組とばら組の対決をさらに面白いものにしています。
河村くんは負けるたびに再挑戦を宣言しますが、しんのすけに翻弄される展開はなかなか変わりません。それでも挑戦をやめない河村くんの姿勢は、ひまわり組の園児たちにとっても「また河村くんが何か仕掛けてくるかも?」と、毎日の楽しみと活気を与えているのです。
≫よしなが先生とまつざか先生の活躍を見てみる